日本歴代最強逃げ馬ランキング

逃げ馬ランキング

順位馬名成績勝率連対率 複勝率GI勝利勝利GIレース
1キタサンブラック20戦12勝60%70%90%7勝菊花賞天皇賞(春)×2、天皇賞(秋)ジャパンカップ
大阪杯有馬記念
2ミホノブルボン8戦7勝88%100%100%3勝朝日杯3歳S皐月賞日本ダービー
3ダイワスカーレット12戦8勝67%100%100%4勝桜花賞秋華賞エリザベス女王杯有馬記念
4エイシンヒカリ15戦10勝67%67%67%2勝香港カップ、イスパーン賞
5タップダンスシチー42戦12勝29%43%60%2勝ジャパンカップ宝塚記念
6メジロパーマー38戦9勝24%37%42%2勝宝塚記念有馬記念
7サイレンススズカ16戦9勝56%63%63%1勝宝塚記念
8アイネスフウジン8戦4勝50%88%88%2勝朝日杯3歳S日本ダービー
9サニーブライアン10戦4勝40%50%60%2勝皐月賞日本ダービー
10キョウエイマーチ28戦8勝29%43%54%1勝桜花賞

1位:キタサンブラック

逃げ馬ランキング1位はキタサンブラックです。逃げ以外の戦法で走ったレースもあるので生粋の逃げ馬という訳ではないかもしれませんが、一番得意としたのは、先頭に立って自分で展開を作るレースなので逃げ馬と判定しました。

実績は文句なしにこの中でナンバーワンです。大きいけれどスラリとしたバランスの良い黒い馬体で先頭を走る姿は何とも言えない優雅な雰囲気がありました。

有馬記念2017│キタサンブラック
2017年12月24日 中山 GI 芝2500 晴 良着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気112キタサンブラック牡557武豊2:33.635.2540清水久詞

2位:ミホノブルボン

2位は「栗毛の超特急」ミホノブルボンです。

坂路調教で鍛え上げたスピードを武器に、周りとは能力の違いで勝手に先頭に立ってしまう感じです。

デビュー以来無敗の7連勝で2冠を制し、シンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬に最も近づいた馬でした。

菊花賞は明らかに距離不安がありましたが、それでも能力の違いで2着。ライスシャワーという、歴代でも屈指の強豪ステイヤーさえ同期でなければ、、、。

通常の年であればあそこまで強いステイヤーが出てくるケースは少ないので、やはり三冠を獲るには運もかなり大事ですね。

日本ダービー1992│ミホノブルボン
1992年5月31日 東京 GI 芝2400 曇 稍重着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気1715ミホノブルボン牡357小島貞博2:27.837.1494(+4)戸山為

3位:ダイワスカーレット

3位は生涯連対率100%の「ミス・パーフェクト」ダイワスカーレットです。

スタートから気分よく逃げて最終コーナーで後続を引きつけ、直線でもう一度伸びる強いレースぶりが魅力的な名馬です。

有馬記念の勝利は、まさに彼女の良さが存分に出た美しい逃げ切りレースでしたね。

有馬記念2008│ダイワスカーレット
2008年12月28日 中山 zGI 芝2500 晴 良着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気1813ダイワスカーレット牝455安藤勝己2:31.536.44

4位:エイシンヒカリ

ディープインパクト産駒にしては珍しい逃げ脚質の名馬がエイシンヒカリです。

気性の問題もあるのでしょうが、気持ちよく逃げた時の強さは驚異的でした。

イスパーン賞の走りは世界が度肝を抜かれましたね。

5位:タップダンスシチー

ハイペース逃げならタップダンスシチーにおまかせ。

気性が荒く惨敗も多いものの、ハマった時のエゲツない強さは一級品でした。

大逃げを打ち、シンボリクリスエスネオユニヴァースらの強豪相手に逃げ切ったジャパンカップがおすすめです。

ジャパンカップ2003│タップダンスシチー
2003年11月30日 東京 GI 芝2400 曇 重着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気111タップダンスシチー牡657佐藤哲三2:28.737.4502(0)佐々木

6位:メジロパーマー

春秋グランプリ制覇を達成した「グランプリの逃亡者」メジロパーマーが6位です。

障害に転向してから平地に戻ってGI勝利を遂げるという、他に例のない記録を持っています。

メジロマックイーン不在の中で勝利した宝塚記念はフロックと思われ、GI馬なのに有馬記念では15番人気。

完全に見くびられていた中でしたが、トウカイテイオーライスシャワーらを相手に大逃げを打ち、ラストはハナ差で後続を凌ぎ、見事に周囲の評価を覆しました。

有馬記念1992│メジロパーマー
1992年12月27日 中山 GI 芝2500 晴 良着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気123メジロパーマー牡556山田泰誠2:33.537.3474(-4)

7位:サイレンススズカ

人気が高く、今でも最強馬に推す声が多いサイレンススズカが7位です。

中距離にも関わらず1000m57秒台という驚異的なペースで逃げ、宝塚記念を含む破竹の6連勝。

いったいこの馬はどこまで強くなるのか、と期待が高まっていいた中、挑んだ天皇賞(秋)でも驚異的な大逃げ。

競馬場の雰囲気も騒然とした中突然の失速。誰もが嘘であって欲しいと思う残酷な結末でした。

最強ランキング1位にしている評論家も多いですが、それは過大評価しすぎです。

管理人自身も、サイレンススズカの大ファンで、好きな馬ランキングなら1位ですが、冷静に実力を評価するならこの辺りが妥当と考えます。

潜在能力は間違いなかったですが、結局はGI1勝馬ですし、もしあのまま天皇賞(秋)を逃げ切っていても、その後1世代下の本格化したスペシャルウィークグラスワンダーエルコンドルパサーらを相手にGIを勝てる気がしません。

ジャパンカップ、有馬記念を両方3歳馬が制したように、1998年は、サイレンススズカ以外、中長距離戦線の古馬レベルが低い年でした。

8位:アイネスフウジン

ダービーを逃げ切り勝利したアイネスフウジンが8位です。

デビューから素質を高く評価され、朝日杯3差愛ステークスでは、1000mを56秒9の超ハイペースで逃げて勝利。

あのマルゼンスキーが記録した3歳のレコードに並ぶタイムを記録しました。

弥生賞、皐月賞は不利を受けたり、馬場が合わずに全力で追わなかったため連敗。

しかし本番のダービーでは、見事にレコード勝利、カブラヤオー以来となるダービー逃げ切りでした。

脚部不安で早期引退しましたが、もっと現役で見たかった馬ですね。

日本ダービー1990│アイネスフウジン
1990年5月27日 東京 GI 芝2400 晴 良着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気1512アイネスフウジン牡357中野栄治2:25.336.6514(+2)加藤修

9位:サニーブライアン

同じくダービーを逃げ切り勝利したサニーブライアンが9位です。

大西直宏騎手とのコンビで二冠達成。皐月賞はフロックと思われていたものの、ダービーでも見事に逃げ切り勝利。

逃げて三冠宣言していたものの、骨折が発覚し引退してしまいました。こちらも万全で菊花賞を見たかったですね。

日本ダービー1997│サニーブライアン
1997年6月1日 東京 GI 芝2400 晴 良着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気1818サニーブライアン牡357大西直宏2:25.935.1466(+4)中尾銑治

10位:キョウエイマーチ

快速を誇る逃げ牝馬といえばキョウエイマーチ

GI勝利は桜花賞のみですが、マイルチャンピオンシップでは、あのサイレンススズカのハナを叩き、1000m56秒5の超ハイペース逃げ。

最強マイラーの呼び声高いタイキシャトルの2着に粘り込むなど、ただ者ではない強さを見せました。

6歳まで元気に走る姿を見せてくれた名牝です。

マイルチャンピオンシップ1997│タイキシャトル
1997年11月16日 京都 GI 芝1600 曇 良着順枠馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差上り馬体重調教師人気135タイキシャトル牡355横山典弘1:33.336.1510(+4)藤沢和雄2

トップ10に入らなかった候補

今回トップ10を考える際に候補となった他の馬たちです。グレード制導入前の馬は、今と比較が難しすぎるのでランキングからは外しました。

こうして考えると、逃げ自体は勝率の高い戦法でも、GIレベルとなると逃げて勝利は難しいということですね。

どうしてもマークされるし、ペースを握る騎手の腕もかなり左右します。

馬名成績勝率連対率複勝率GI勝利勝利GIレース(カッコ内はグレード制導入前)
アエロリット19戦4勝21%58%63%1勝NHKマイルC
カブラヤオー13戦11勝85%92%92%(皐月賞)、(東京優駿)
カルストンライトオ35戦9勝26%37%57%1勝スプリンターズS
クリフジ11戦11勝100%100%100%(東京優駿競走)、(阪神優駿牝馬)、(京都農商省賞典四歳呼馬)
ショウナンカンプ19戦8勝42%47%63%1勝高松宮記念
ダイタクヘリオス35戦10勝29%46%49%2勝マイルCS×2
テスコガビー10戦7勝70%80%90%(桜花賞)、(オークス)
プリティキャスト41戦8勝20%34%37%(天皇賞秋)
マルゼンスキー8戦8勝100%100%100%(朝日杯3歳S)
ローレルゲレイロ28戦5勝18%43%50%2勝高松宮記念スプリンターズS

その他、GI馬以外の重賞馬で思い浮かぶ逃げ馬は、エイシンワシントン、サイレントハンター、シルポート、ツインターボ、ネコパンチ、ハクサンムーン、バンブーピノ、ホクトスルタンあたりですかね。